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成長ホルモン分泌不全性低身長症、こども病院で検査をした流れと結果をまとめました

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子どもが小学5年生のときに、学校から「発育に関する健康診断結果のお知らせ」というおたよりが届き、「低身長」「極端な低身長」の項目にチェックがされ、なるべく早くの受診をすすめる旨が書かれていました。

 

知っているお子さんで、同じように学校からおたよりが届き、検査をした結果「成長ホルモン分泌不全性低身長症」と診断されて成長ホルモンの注射を受けて背が伸びた、という話を聞いていたので、うちの子も同じかもしれないと思いました。サッカーのメッシ選手も子どものころに「成長ホルモン分泌不全性低身長症」で治療を受けた、同じ病気です。

 

うちの子は身長が小さめで、

1年生107センチ

2年生112センチ

3年生115センチ

4年生119センチ

5年生123センチ

6年生126センチ

です。成長曲線が-2.5SD以下でした。

 

学校のおたよりを持っていつも通っている小児科に行き、こども病院への紹介状を書いてもらって、こども病院を受診しました。

 

血液検査と、手のレントゲンを撮りました。

 

血液検査でソマトメジンCという値を見ることで成長ホルモンがちゃんと出ているかどうかがわかるそうです。うちの子の値は123でした。10歳の子の正常範囲は99〜423とのこと。少なめだけれど、正常範囲だということでした。

 

手のレントゲンは骨年齢を調べることができるそうです。うちの子は骨年齢から、平均の子どもたちよりも2学年分、骨の成長が遅れているとのことでした。

 

半年後に再検査をしましょう、ということになりました。

 

半年後の再検査。ソマトメジンCの値が101でした。前回の123よりも下がっていました。そのとき子どもの年齢は11歳目前。

10歳の子の正常範囲は99〜423

11歳の子の正常範囲は113~499

12歳の子の正常範囲は125~557

ということから、ちょっと少なめなので、もっと詳しく調べるアルギニン負荷による成長ホルモン分泌刺激試験をしますか?と言われました。

 

3ヶ月後に予約をして、負荷検査を受けました。

半日の日帰り入院で、前の夜から絶食。入院の日は朝から点滴でアルギニンを投与して、2時間の間に30分ごとに5回採血をする検査です。検査の途中、気持ちが悪くなってしまい、先生によると、前の日からの絶食で低血糖になっているとのことでした。無理そうなら検査を中止しましょうと少し様子を見ましたが、回復して最後まで検査ができました。

 

後日、検査結果を聞きにいきました。ソマトメジンCの値は159でした(正常範囲は113~499)。そのほかの結果をみても、保険適用で成長ホルモンを注射する数字は満たしていない(それよりもいい数字)とのことでした。

 

そのときに先生から教えていただいたことが、

思春期は平均で3年間、その間に身長は25cm伸びる

思春期が来る時期は人それぞれ、思春期が身長135cm以上でくると、160cmまでは伸びる

135cm以下で来てしまったら、飲み薬を飲む人もいる(骨粗しょう症と同じ薬だそう)

だから、うちの子のように身長の伸びが遅い子は、思春期ができるだけ遅くきたほうがよいとのこと。思春期がくるまでに、できるだけ身長が伸びているといい、とのことでした。

 

その後、希望する場合は定期検診を、とのことでした。

 

うちの子は6年生で負荷検査を受けて、その後中学生になったんだけど、中学入学の時点で130センチちょっとしかなかった身長が、中学2年生になったらいきなり伸び始めました。今もぐんぐん成長していて、もうすぐ私の身長を抜かされそうで、嬉しいです。

 

ずっと同級生と並ぶとほんとうに小さくて、とても心配していたけれど、うちの子の場合は「成長ホルモン分泌不全性低身長症」ではなく、成長がゆっくりペースだった、ということでした。