全国に約25,000社ある諏訪神社の総本社・諏訪大社についてご紹介します。
諏訪大社とは
諏訪大社には、「上社本宮(かみしゃほんみや)」「上社前宮(かみしゃもとみや)」「下社春宮(しもしゃはるみや)」「下社秋宮(しもしゃあきみや)」の4つの社があります。
諏訪大社の御神木・御神体
諏訪大社には本殿がなく、「下社秋宮」は一位の木を御神木、「下社春宮」は杉の木を御神木とし、「上社本宮」「上社前宮」は御山を御神体として拝されています。
【諏訪大社の御神木・御神体】
- 上社本宮:御山(御神体)
- 上社前宮:御山(御神体)
- 下社春宮:杉の木(御神木)
- 下社秋宮:一位の木(御神木)
諏訪大社の御祭神
諏訪大社の御祭神は、神社明細帳によると、「上社本宮」と「上社前宮」は建御名方神とその妻の八坂刀売神、「下社春宮」と「下社秋宮」は建御名方神とその妻の八坂刀売神と建御名方神の兄にあたる八重事代主神とされています。
【諏訪大社の御祭神】
- 上社本宮:建御名方神(たけみなかたのかみ)・八坂刀売神(やさかとめのかみ)
- 上社前宮:建御名方神(たけみなかたのかみ)・八坂刀売神(やさかとめのかみ)
- 下社春宮:建御名方神(たけみなかたのかみ)・八坂刀売神(やさかとめのかみ)・八重事代主神(やえことしろぬしのかみ)
- 下社秋宮:建御名方神(たけみなかたのかみ)・八坂刀売神(やさかとめのかみ)・八重事代主神(やえことしろぬしのかみ)
神様がいる時期といない時期があるので参拝時期に注意
下社の2社では、1年に2度、神様が「下社春宮」「下社秋宮」の間を行き来します。神様は2月〜7月は「下社春宮」に、8月~1月は「下社秋宮」に鎮座しています。毎年8月1日に行われる「お船祭り」で、ご神体の御霊代(みたましろ)を舟に乗せて「下社春宮」から「下社秋宮」に運びます。
【神様が鎮座する時期】
諏訪大社の場所は?
諏訪大社の4社は、諏訪湖の南北に位置しています。諏訪湖の南側には「上社本宮」「上社前宮」があり、諏訪湖の北側に「下社春宮」「下社秋宮」があります。
諏訪大社の4つの社をお参りする「4社まいり」もおすすめです「4社まいり」をするときは、特に決まった順番などはありません。諏訪大社は社格の優劣はなく、4社で諏訪大社です。
【諏訪大社の住所】
- 上社本宮:長野県諏訪市中洲宮山1(授与所開所時間は8時30分〜17時)
- 上社前宮:長野県茅野市宮川2030(授与所開所時間は9時〜16時30分)
- 下社春宮:長野県諏訪郡下諏訪町193(授与所開所時間は8時30分〜16時30分)
- 下社秋宮:長野県諏訪郡下諏訪町5828(授与所開所時間は8時30分〜17時)
諏訪大社の駐車場は?
諏訪大社はそれぞれの社の近くに無料駐車場があります。駐車場から社までの距離が近く、参拝しやすいです。
まとめ
諏訪大社についてご紹介しました。諏訪大社は社格の優劣はなく同格です。「上社本宮」と「上社前宮」は諏訪湖の南側に位置し、「下社春宮」と「下社秋宮」は諏訪湖の北側に位置しており、南側から北側までは車で30分ほどです。
公式サイト:諏訪大社(公式サイト) - 信濃國一之宮 諏訪大社(公式サイト)