諏訪湖の御神渡り2022年は?御神渡りとは?出現する条件や時期は?

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2022年冬、諏訪湖が結氷し、今後一定の条件がそろえば御神渡りの出現が期待されています。諏訪湖の御神渡りについて解説します。

 

御神渡りとは?

御神渡り(おみわたり)とは、全面結氷して厚く張った湖の氷が、昼夜の温度差によって膨張・収縮を繰り返し、氷に亀裂が入って筋状にせり上がる現象をいいます。本州では諏訪湖でしかみられない現象で、御神渡りの高さは30cm〜1m80cmほど。

 

諏訪湖の御神渡りは、南岸から北岸へかけて氷が裂け、諏訪神社上社の男神・建御名方命が下社の女神・八坂刀売命のもとへ通った道筋(神様が通った跡)といわれ、恋の道という言い伝えがあります。

 

御神渡りの出現は、古来八剣神社により認定が行われます。御神渡りができると、御渡り神事 (みわたりしんじ)という特殊神事が行われます。八剣神社の宮司、氏子総代、古役、小和田各区長等約60名により諏訪明神の通った道とされる氷の亀裂が拝観され、その年の農作物、社会情勢の吉凶、気候雨量等が占われて公表されます。

 

御神渡りが起きない年は「明けの海」と呼ばれます。

 

諏訪湖に御神渡りが出現する条件は?

御神渡りが出現する条件は、全面結氷した諏訪湖の氷の厚さが10cm以上になり、マイナス10℃前後の冷え込みが数日続くこと。

 

そのほかに、御神渡りの出現には雪が少ない、朝晩と日中の気温差が大きい、湖の形が丸く水深が浅いなどの地理的要因も必要となってくるため、本州では諏訪湖しか見られないめずらしい現象です。

 

諏訪湖の御神渡りが現れる時期は?

御神渡りが現れるのは、毎年1月~2月くらい。期間は数日~数週間ほど。

 

御神渡りの記録は古来八剣神社に550年以上前の室町時代から残されていて、気候変動の記録として世界的にも注目されています。2022年1月17日に八剱神社が残っている記録を再整理して確認した結果、1443年〜2021年までの578年のうち、御神渡りの出現は503回、明けの海は75回。御神渡りの出現割合は87%とのこと。

 

昔は御神渡りの出現しない「明けの海」の年は珍しかったそうです。最近は温暖化の影響で御神渡りが出現する年のほうが珍しくなってしまいました。1990年以降に御神渡りが出現したのは、1991年・1997年・2003年・2004年・2006年・2008年・2012年・2013年・2018年です。

 

2022年、諏訪湖の御神渡りは?

2022年の諏訪湖はすでに結氷し、今後寒気などの一定の条件がそろえば御神渡りが出現する可能性があるといわれています。

 

諏訪湖の氷の上は立ち入り禁止!命の危険も

諏訪湖の氷の上は立ち入り禁止です。諏訪湖は、湖中に温泉や天然ガスが湧き出す穴が存在し、諏訪湖が全面結氷しても氷が張らない「釜穴」と呼ばれる穴が開いていたり、氷が薄くなっている部分が多くあります。

 

「釜穴」に落ちてしまうと救助が大変困難で命の危険があると案内されています。御神渡り鑑賞に行く人は、ルールを守って安全に楽しみましょう。

 

【諏訪地域振興局による鑑賞時の注意点】

www.pref.nagano.lg.jp

 

 

 

出典:

御神渡り|諏訪市博物館

御渡り神事|諏訪市博物館

諏訪湖の御神渡り - 信州とっておき情報

御神渡りは503回 記録を再整理し確認 諏訪市の八剱神社:朝日新聞デジタル