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【最新】諏訪湖の御神渡りとは?2026年は出現せず明けの海に。全面結氷・氷の厚さ・出現条件や時期などまとめ

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2026年1月5日に寒の入りを迎え、諏訪湖では「御神渡り(おみわたり)」の観察が始まります。最後に諏訪湖の御神渡りが現れたのは2018年。今冬も出現しなければ、戦国時代の1507年から続いた記録に並ぶ「8季連続の明けの海」となり、16世紀以来の異常事態となります。

 

2026年の諏訪湖の「御神渡り」の状況をお伝えします。

 

 

2026年の御神渡りはどうなった?(最新状況)

2026年(令和8年)は、1月5日(寒の入り)から御神渡りの観察が始まりました。

 

1月21日から今季最強寒波が襲来しており、御神渡りの出現が期待されています。

23日には、湖面の7〜8割に薄氷が張りました。

26日には、最低気温がマイナス10.2度と今シーズン最低を記録し、3シーズンぶりに全面結氷しました。

27日も最低気温はマイナス6.3度、2日連続で全面結氷しました。

28日は気温がマイナス2.3度、結氷は湖面の5割ほどまで減ってしまいました。

29日は気温がマイナス9.4度、沖合の氷は溶けていますが、今季初めての氷上での観察が行われました。氷の厚さは、厚いところで10センチ。

30日は気温がマイナス7.5度、湖岸には岸辺から20mほどの寄せ氷が広がり、昨日に続いて氷上での観察が行われました。氷の厚さは、厚いところで12センチ。沖合の氷は溶けていました。

31日は気温がマイナス10度、寄せ氷の厚さは18センチ。全面結氷はしませんでした。

2月1日は気温がマイナス7.4度、寄せ氷の厚さは22センチ。全面結氷はしませんでした。

2月2日は気温がマイナス7.4度、寄せ氷の厚さは20センチ。全面結氷はしませんでした。

2月3日は気温がマイナス2.3度、寄せ氷の厚さは22センチ。全面結氷はしませんでした。

2月4日は気温がマイナス2.5度、寄せ氷の厚さは18センチ。全面結氷はせず、「明けの海」が宣言されました。

 

諏訪湖のライブカメラ

諏訪地域振興局の公式サイトにて、現在の諏訪湖の様子を確認できるライブ映像が公開されています。

 

諏訪湖の御神渡りとは?

御神渡り(おみわたり)とは、全面結氷して厚く張った湖の氷が、昼夜の温度差によって膨張・収縮を繰り返し、氷に亀裂が入って筋状にせり上がる現象をいいます。本州では諏訪湖でしかみられない現象で、御神渡りの高さは30cm〜1m80cmほど。

 

諏訪湖の御神渡りは、南岸から北岸へかけて氷が裂け、諏訪神社上社の男神・建御名方命(たけみなかたのかみ)が下社の女神・八坂刀売命(やさかとめのかみ)のもとへ通った道筋(神様が通った跡)といわれ、恋の道という言い伝えがあります。

 

御神渡りの出現は、古来八剣神社により認定が行われます。御神渡りができると、御渡り神事 (みわたりしんじ)という特殊神事が行われます。八剣神社の宮司、氏子総代、古役、小和田各区長等約60名により諏訪明神の通った道とされる氷の亀裂が拝観され、その年の農作物、社会情勢の吉凶、気候雨量等が占われて公表されます。

 

御神渡りが起きない年は「明けの海」と呼ばれます。

 

諏訪湖に御神渡りが出現する条件は?

御神渡りが出現する条件は、全面結氷した諏訪湖の氷の厚さが10cm以上になり、マイナス10℃前後の冷え込みが数日続くこと。

 

そのほかに、御神渡りの出現には雪が少ない、朝晩と日中の気温差が大きい、湖の形が丸く水深が浅いなどの地理的要因も必要となってくるため、本州では諏訪湖しか見られないめずらしい現象です。

 

諏訪湖の御神渡りが現れる時期は?

御神渡りが現れるのは、毎年1月~2月くらい。期間は数日~数週間ほど。

 

御神渡りの記録は古来八剣神社に550年以上前の室町時代から残されていて、気候変動の記録として世界的にも注目されています。2022年1月17日に八剱神社が残っている記録を再整理して確認した結果、1443年〜2021年までの578年のうち、御神渡りの出現は503回、明けの海は75回。御神渡りの出現割合は87%とのこと。

 

昔は御神渡りの出現しない「明けの海」の年は珍しかったそうです。最近は温暖化の影響で御神渡りが出現する年のほうが珍しくなってしまいました。1990年以降に御神渡りが出現したのは、1991年・1997年・2003年・2004年・2006年・2008年・2012年・2013年・2018年です。

 

諏訪湖の氷の上は立ち入り禁止!命の危険も

諏訪湖の氷の上は立ち入り禁止です。諏訪湖は、湖中に温泉や天然ガスが湧き出す穴が存在し、諏訪湖が全面結氷しても氷が張らない「釜穴」と呼ばれる穴が開いていたり、氷が薄くなっている部分が多くあります。

 

「釜穴」に落ちてしまうと救助が大変困難で命の危険があると案内されています。御神渡り鑑賞に行く人は、ルールを守って安全に楽しみましょう。

 

【諏訪地域振興局による鑑賞時の注意点】

www.pref.nagano.lg.jp

 

過去の御神渡りはどうだった?

過去4年間の御神渡りの様子は以下のとおりです。

 

2024年、諏訪湖の御神渡りはどうだった?

2025年(令和7年)の諏訪湖は、1月5日(寒の入り)から2月3日(立春)まで、薄氷が数日張ったのみで、最大でも1月12日に約4cmの氷が確認されるにとどまり、御神渡りは出現しませんでした。本来は立春で観察終了となりますが、2月4日から今季最大の寒波が到来する予報だったため、有志による観察が継続されました。2月9日には今季最低となる氷点下9.3度を記録し、湖面の約9割が結氷。氷の厚さは1.2〜1.8cmでした。翌2月10日も氷点下8.1度まで冷え込み、湖面の9割5分が結氷してほぼ全面結氷となり、氷の厚さは約3.2cmに達しました。御神渡りの元となる筋や亀裂も確認されましたが、2月11日は最低気温が氷点下4.6度まで上昇し、氷が溶解。同日、「明けの海」が宣言されました。

 

2024年、諏訪湖の御神渡りはどうだった?

2024年(令和6年)の諏訪湖は、暖冬傾向のため岸辺周辺に4mm~1cm程度の薄氷が張っては溶けるを繰り返したのみ。1月の平均気温は0.6℃と高く、20日には雨が降りました。結局一度も全面結氷することなく、2月4日に「明けの海」が宣言されました。

 

2023年、諏訪湖の御神渡りはどうだった?

2023年1月5日撮影

2023年(令和5年)の諏訪湖は1月26日、28日、29日、2月1日に全面結氷しましたが、御神渡りは出現せず。立春の2月4日朝、観察を続けてきた八剣神社の宮司により5季連続の「明けの海」となる見通しが示されました。

 

2022年、諏訪湖の御神渡りはどうだった?

2022年(令和4年)は、1月7日、9日、15日、16日、17日、18日、20日、22日、23日に諏訪湖が全面結氷しました。御神渡りの出現が期待された年でしたが、結局出現せず、2月3日に「明けの海」が宣言されました。

 

まとめ

諏訪湖の御神渡りについて解説しました。昨年につづき、今年も御神渡りの出現は厳しい状況です。最新情報もこちらに更新していきます。

 

参考:

御神渡り|諏訪市博物館

御渡り神事|諏訪市博物館

諏訪湖の御神渡り - 信州とっておき情報

御神渡りは503回 記録を再整理し確認 諏訪市の八剱神社:朝日新聞デジタル