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パリオリンピック・スケートボードのルールは?東京五輪との違いは?どこが変わった?

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 パリオリンピックのスケートボード競技では、東京オリンピックのルールからいくつかの変更が加えられています。

 

新しいルールと、東京五輪からの変更点をまとめました。

 

スケートボード・ストリートの競技ルール

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ストリートの予選と決勝では、選手は45秒間の「ラン」を2本と、「ベストトリック」を5本行います。それぞれ100点満点で採点され、高得点のラン1本とベストトリック2本の合計得点で順位を競います。

 

ルールの変更点

東京オリンピックでは、ラン2本とベストトリック5本が各10点満点で採点され、合計得点の高い4本で順位を競っていました。そのため、ランよりもベストトリックのほうが得点が高かった場合、ベストトリック4本の合計得点が採用されました。しかし、パリオリンピックでは、ランの得点も必ず含まれるように変更されました。これにより、ランとベストトリックの両方が評価の対象となります。

 

さらに、パリオリンピックから新たに「採点拒否」のルールが導入されました。トリックの後に選手が採点拒否を申し出ることで、 そのトリックを取り消し、同じトリックを繰り返すことによるペナルティを被ることなく再挑戦することができます。取り消したトリックは0点としてカウントされます。

 

採点表記

競技中に「TNS」と表示されることがあります。これはTrick not scoredの略で、トリック未採点を意味します。選手が採点拒否を申し出た際に表示されます。

 

スケートボード・パークの競技ルール

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パーク競技のルールには変更はありません。予選と決勝では、選手は45秒間の「ラン」を3本行い、 それぞれ100点満点で採点され、最も高い得点のランで順位を競います。

 

まとめ

今回、東京オリンピックからパリオリンピックにかけて、ストリートではルールの変更があり、パリ五輪では「ラン」と「ベストトリック」の両方の点数が含まれるようになりました。 一方、パーク競技ではルールの変更はなく、引き続き45秒間の「ラン」3本の中で最高得点が採用されます。

 

ストリートで2大会連続金メダルを受賞した堀米雄斗選手は、東京オリンピックのときはランよりもベストトリックのほうが得点が高く、ベストトリック4本の合計得点で金メダルを獲得しました。パリオリンピックでは、合計得点にランの得点が必ず含まれるようにルールが変更されましたが、今回も金メダルに輝きました。ルール変更に負けずに最高の滑りをみせてくれた堀米雄斗選手、ほんとうにおめでとうございます。感動をありがとうございました。