都会より田舎が好き。

Writer/Editor/Blogger/iPhone Photographer/Skier/

ひとつの「諦め」を乗り越えたら、30代がとても楽しくなった。

Woman drinking coffee

10代の頃、永遠に30代以上にはなりたくないと思っていた。30歳を過ぎた女の人は、40代も50代も全てひっくるめて「おばさん」だと感じていて、若くて綺麗でいられる20代が終わったら、30歳以降の人生は何を楽しみに、何を生き甲斐に生きていけばいいんだろう、なんていうことを考えていた。

20代に入ると、25歳を過ぎたあたりから自分があと数年で「アラサー」になってしまうことへの焦りと、少しの焦燥感がじわじわ押し寄せてきて、実際に「アラサー」となった28歳、29歳の頃は自分が「もうすぐ30歳になる」ことへの恐怖心から、なんだか落ち着かずにソワソワしながら過ごしていたように思う。だんだんタイムリミットが迫ってきて、どうしようどうしようっていう気持ちに押しつぶされそうになる感じ。もう少しで20代が終わってしまう······!

 

実際に30歳になると、「ああ、ついに30歳になってしまったんだ」という、表面上は冷静を装っていても心のうちはどん底に落とされたような絶望感に襲われた。ついに、おばさんになってしまったのか。私が10代の頃に恐れていた30代になってしまった。もう、若くないんだ······。

 

でも、30歳になってしばらくたつと、少しずつ「30歳になった自分」を受け入れられるようになってきた。「もう20代は終わったんだ」っていう、ひとつの諦めをじわり乗り越えた時に、心が少し穏やかになった。そうしたら、年齢に自分自身が縛られなくなって、自然と年齢を意識しなくなった。今、自分が31歳なのか32歳なのか33歳なのか、歳を聞かれてもすぐに答えられないほど、年齢への執着心がなくなった。あれ?私今、何歳だったっけ?

 

30代になった自分に気持ちが追いついて、30代になった自分を受け入れることができたら、なんだか楽しくなってきたんだ。気持ちが穏やかになって、30代を楽しもうと思えるようになった。素敵に歳を重ねていきたいと思えるようになった。内面から滲み出てくる自分らしさを大事に生きていきたくなったんだ。

 

30代って、実はとても楽しいのかもしれないって最近わかった。

 

今思うと、アラサーの時って一番気持ちがグラグラしていたなあ、と感じる。世間には「アラサー」「アラサー」っていう言葉が溢れていて、どれもマイナスなイメージをもたらすものだった。一番、気持ちが不安定な時期だった。

 

「歳をとる」というとなんだかマイナスに感じてしまうけど、「歳を重ねる」んだと思うと、プラスにとらえることができるのかも。年齢を重ねていくことが、20代までは嫌なことだったけれど、30代になると素敵なことだと思えるようになってきた。

 

30代って、焦りがなくなって、気持ちに余裕が生まれて、心も穏やかで、ちょっと自由で、人生の楽しみ方もわかっている。なんだ、なってみたらすごく楽しいんじゃん。10代の頃の自分に教えてあげたい、「30代もとっても楽しいのよ。」って。